言葉を話せない犬たちは、自分の感情や意思を相手にどのようにして伝えているのでしょうか?
- 言葉・表情(泣く・笑う)
- ボディーランゲージ(身ぶり・手ぶり)
人の場合
- 鳴き声
- 表情(耳の向き・口の開閉)
- ボディーランゲージ
犬の場合
もし人が犬の出しているサインを見落とさず的確に促える事ができれば、しつけの面でも大きく役立つ事でしょう。
例えば、犬が吠えるといった行動を考えると・・・
- 要求?(例:餌の時に我慢しきれない様子で「ワンワン」と吠える[餌の催促])
- 警戒?(見知らぬ人(犬)に向かって、勢いよく「ワンワン」と吠え続ける
要求の吠えに対する対処(しつけ)と警戒の吠えに対する対処(しつけ)は違うものになるので、ここで対処を間違えると逆に吠えが悪化してしまう事があるのです。
私たちから見ればただの「無駄吠え」も、犬からすればコミュニケーションの1つ。
何故吠えているかをよく確かめて適切な対処を行いましょう。
今回は、他に体の一部を使った表現(ボディーランゲージ)をご紹介します。
なかなか違いを見分けるのは難しいかもしれませんが、目安にしてみてください。
しっぽ
高さや揺れ方で判断することができる。
- 形は緩やかな曲線を描き上向きに上げ、堂々としている 自信に満ち溢れ、やる気があり、機敏な動作が出来る
- 毛が逆立ち、高さを徐々に水平にする 攻撃の準備をしている
- 尻尾を下げ、腰を落として低い姿勢で歩く 警戒心を強め、神経質になり周りをうかがっている臆病な状態
- 尻尾を硬直させて、股間に挟み込む 恐怖を感じている
- 自然に垂れた尾を、規則的に左右に振っている 相手に好感を持ち、リラックスして喜んでいる
口、歯
- 牙をむく 威嚇・攻撃のサイン。鼻にしわを寄せ歯をむき出しにする
- 口を開き、舌を出す 安心して、リラックスしている状態
- 口を強く閉じる
緊張状態で攻撃の準備